【ミニマリスト 】茶道×ミニマリズム
こんにちは。morishiです。
2018/10/13から映画『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』という茶道を
題材にして映画が上映されていますが、皆さん知ってますか?
2018/9/15に亡くなられた樹木希林さんが出演されていることもあり、
話題性があるので知ってる方のいることでしょう。
僕も観に行きました。
僕は学生時代に茶道の経験もあって、
茶道を習い始めた主人公には懐かしさを感じました。
映画を観ながら思った事があるんですけどね。
「茶道とミニマリズムって似ているなー」ということです。
どうしてそう思うのか今回はその理由について、
茶道から見たミニマリスト について書きます。
視覚的な面
映画をみて気付くかともいると思いますが、
お点前をする茶室は不要なモノが一切ありません。
お茶を立てる為の道具と軸と花だけです。
お客が座る畳には、何も置かれていません。
茶道で扱う道具は、お客を招く為の目的でしかなく、お客もお茶を愉しむための道具しか持ち込んでは駄目なのです。
そのため、茶室には必要最低限の道具しかなく、シンプルなのです。
哲学的な面
茶道の根底は、お茶を愉しむとこにあると思います。
戦国時代でも、茶室に入る際は小さな出口を屈んで入る必要があり、腰の刀を差したまま入れないように考えられて設計されていました。
その理由は、茶室の中では大名も農民も皆平等であると、伝えたかったからです。
そんな茶道の考えはミニマリストの生活にも応用する事が出来ます。
・使ったモノはしまう。
・一つの道具を様々な用途で使う
・目的を持ってモノを買う
・使ったモノはしまう
子供のしつけで使う言葉のようですが、大人でも案外出来ていない事かも知れません。
茶道のお点前では、使う道具を運ぶことから始まります。
そして終わりは道具をしまって終わります。
当たり前ですが、シンプルで大切な考え方です。
・一つの道具を様々な用途で使う
茶道では「見立て」といあ言葉があります。本来の用途とは違う使い方をして、茶道の道具に見立てることをします。
例えば、井戸の水を汲む為の桶を、水差しとして茶道を道具に取り込む。
家庭用の陶器のボウルを、重菓子を入れる容器として使う。
などなど、普段の生活で使っている道具からも、
本来の使い方以外を見つけることができるかもしれません。
・目的を持ってモノを買う
お点前では、使っている道具をお客さんに説明する場面があります。
季節にあった道具や、招いたお客さんに縁のある道具や、お客さんを招く側にとっては、苦労な事でもあり道具を選ぶのは楽しい面もあります。
ミニマリストも目的を明確にして「本当にほしい」と思ったものだけを買います。
そういったところも通じるところがありますね。